クワガタ

菌糸ビンの作り方!道具は何が必要で初心者でもできるの?

菌糸ビンの作り方?

世間一般の人はみんなそう思うと思います。

とはいえ、クワガタを飼育している方にとっては結構需要が多い当たり前の物なんです。

初心者でも作れるの?難しそう。と初めてやることは不安ですよね。

クワガタ飼育者なら

  • 使ってみたい!
  • それって安いの?高いの?
  • 出来るだけ安く準備したい!
  • 道具は何が必要?
  • 初心者でも大丈夫でしょうか?

そんなことを思うと思います。

今回は初心者でも菌糸ビンを自分で作ることで、コストを抑えて自分好みに詰める事が出来るように菌糸ビンの作り方をお伝えします。

 

菌糸ビンの作り方は?初心者でもちゃんと覚えれば大丈夫!

菌糸ブロック菌糸ブロック

クワガタ飼育する上で必須にもなってくる菌糸ビン

菌糸ビンが作れるようになると飼育にかける価格を抑えられるのが1番のメリットですね。

 

菌糸ビンを作る前に確認しておくべきことは?

菌糸は生ものです。(置いていると劣化します。)

使う時期を逆算して発注しましょう。

  • 発注~到着 1~2週間
  • 菌廻し 2週間

合わせると幼虫のビン交換の1か月前くらいに発注するのが望ましいです。

容量

菌糸ブロック1つ → 800cc✖5本

菌糸ブロック1つ → 1400cc✖2.5本

これくらいが作れますので参考にしてください。

あなたが何頭のクワガタを飼育予定で、どれくらいの菌糸ビンを作る必要があるのかを事前に把握しましょう!

 

菌糸ビンを作る作業手順

  • 菌糸ブロックを崩す
  • ボトルに詰める
  • 菌廻し

菌糸ブロックを崩す

  1. 菌糸ブロックを袋ごと踏みつぶして砕き、その後手で揉むようにしてさらに小さく砕く
    踏みつぶす踏みつぶす
    砕き完了砕き完了
  2. ふるいに少量づつ入れてふるう
    ふるいふるい
  3. ふるいに残ったダマは手ですり潰す
    ふるいふるい
  4. 白い菌糸の被膜が残るので取り除く
    ふるいふるい
  5. これを繰り返すと菌糸ブロックがチップ状になります
    ふるいふるい
  6. 添加剤を入れる場合はここでよく混ぜ合わせる
    添加材添加材
    添加材添加材

    ここからは念入りに混ぜます。

菌糸ボトルに詰める

チップ状になった菌糸をスコップでボトルの上まで入れる

菌糸詰め菌糸詰め

ボトルを下からたたく(これだけでも結構詰まります)

ハンドプレスorすりこぎ棒で締め固める(すりこぎ棒だと締りすぎるので、力70%くらいで)

菌糸詰め菌糸詰め

これを繰り返して上まで締め固める

菌糸詰め菌糸詰め

さらにチップ状の菌糸を入れ、肩口(ボトル上の丸みを帯びた部分)を指で押し固める

菌糸詰め菌糸詰め
菌糸詰め菌糸詰め

この辺りでチップの残り量を調整してきれいに使い切るようにしましょう

菌糸詰め菌糸詰め

最後に上面をきれいに平らに均します

菌糸詰め菌糸詰め

これからは菌廻しへ

菌糸詰め菌糸詰め

 

菌糸ビンの菌廻し

菌廻しには23℃以上必要ですので、特に冬は気をつけてください。

1日目
菌廻し菌廻し
菌廻し菌廻し
2日目
菌廻し菌廻し
菌廻し菌廻し
3日目
菌廻し菌廻し
菌廻し菌廻し

この辺りで表面が白い菌で覆われてきます

この状態が確認出来たら、通気の穴を開けます

菌廻し菌廻し

ドライバーや割り箸なんかでも大丈夫ですが、手が痛くなるのでグリップ付きのドライバー推奨します。

4日目
菌廻し菌廻し
菌廻し菌廻し

菌の廻る早さですが、クリアボトルよりも半透明のボトルの方が早いです。

これからは飼育するスペースの温度で菌糸ビンを1週間~3週間程度馴らします。

 

菌糸ビンを作るのに必要なものは?

菌糸詰め

ここまで作り方や、実際に作業に当たる前に知っておくべきことを話してきましたが、

菌糸ブロックが来る前に必要な道具もそろえておきましょう。

 

菌糸ビンを作る時に実際に私が使っている7つ道具

  • ゴム手袋
  • ボトル
  • トロ箱
  • 篩(ふるい)
  • スコップ
  • ボトル
  • ハンドプレス or すりこぎ棒
  • 通気穴あけ用ドライバー(菌糸自体に穴あけ)

最低限はこのくらいあれば大丈夫です。

 

もっと求めるようでしたら必要な道具

  • 除菌スプレー
  • ボトル穴あけ用ドリル(ジャムビン・梅干しビンを使う場合)
  • タイペスト紙(ジャムビン・梅干しビンを使う場合)

除菌しないと青かびが発生する事があるとされています。

私はほとんど青かびの発生はないので、除菌スプレーは使っていません。

あとはボトルを買うか、ショップから菌糸ビンを購入して翌シーズンに再利用というのが一般的ですが、私は初令幼虫の管理にはジャムビンを使ったりしてます。

初令だと結構落ちやすいのと、スペース削減、必要なマットの削減が目的ですね。

 

初心者でも菌糸ビンが作れるようになったはず!

クワガタを飼育していく上で必ずと言って良いくらい必要な『菌糸ビンを作る』作業。

最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると2ブロック1時間以内で出来ます。

自分で菌糸ビンが作れるようになると、近所のショップには良い菌糸ビンがなくても、好きな菌糸ブロックを取り寄せて、お好みの菌糸ビンが作れるようになります。

詰め方もしっかり詰めたり、ゆるめに詰めたり。

通気優先で粗目のチップや初令幼虫用にはこまめのチップなどあなた好みに調整できます。

色々と試してみてご自身やクワガタに合った飼育方法を楽しんでくださいね!