クワガタ

フォルスターフタマタの産卵セットの組み方!注意するべきポイントは?

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フォルスターフタマタクワガタの飼育を始めたけど、最初は産卵セットの組み方が分からない。

このポイントさえ抑えればフォルスターフタマタクワガタのブリード(累代)を始めることが出来ます!

累代で1番重要な産卵セットの組み方を紹介します。

 

フォルスターフタマタの産卵セットの組み方

フォルスターフタマタの産卵セットの組み方は?

産卵セットにはいくつか種類があります。

  • 材埋めタイプ
  • 転がしタイプ
  • 菌床タイプ

フォルスターフタマタに有効なタイプは転がしタイプになります。

転がしタイプの産卵セットの組み方は簡単にいうと

『ケースにマットを入れて産卵材を入れるだけ』です。

 

必要なもの

まず準備するべきものを紹介します。

  • 産卵セット用のケース
  • マット
  • 産卵材

 

具体的な手順と気を付けるところ

では具体的に1つづつ進めていきますね。

ケース

ケースについて、まず大きさですね。

これはどれくらいの規模を飼育したいかにもよりますが、最低でも1本の産卵材がゆっくり入る程度あれば大丈夫です。

  • たくさん卵とりたい!
  • 確実に卵とりたい!

こういった方は、産卵材の数を増やす必要があります。

メスにより固めの材に産む個体や柔らかめの材を好む個体、マットと材の接地面を好む個体と好みも分かれます。

そうなると違う種類の産卵材が3本程度入る大きさのケースが良いです。

具体的には、【クリアスライダーラージ】か【コバエシャッター中】程度がオススメです。

マット

マットで気を付ける点は2点。

  • マットの種類
  • マットの湿度

マットの種類に関しては、メスが安心して産卵できる添加の強くない物がオススメ。

具体的にいうと

  • フェロールマット(KBファーム)
  • 産卵1番(フォーテック)

産卵は産卵材にしか行わないのですが、卵から返った幼虫がマットに出てきた場合に食べれるマットが良い。

きちんと選んだマットの方がメスの産卵スイッチが入りやすい・メスが安心して産卵出来るといったメリットがあります。

あとは産卵セットの湿度調整です。

マットの加水は幼虫飼育の時と比べると少し多めがいいです。

マットはどんどん乾燥してきますので、カラカラにならないように1週間に1度は湿度を確認しましょう。

産卵材

産卵材は柔らかめのクヌギ・コナラで大丈夫です。

メスの好みもありますが、基本的には柔らかめの材の方が反応がいいです。

産卵材を購入する際は、小口側に爪を立てて跡が残る程度のものを探しましょう。

  1. 産卵材はまず加水(30分程度)
  2. 樹皮を剥ぐ
  3. 樹皮を剥いだ材をマットに半分程度埋めて、周りのマットはしっかりと押し固める
  4. 押し固めたマットの上に、剥いだ樹皮を並べて転倒防止材にする

 

フォルスターを産卵させる為に注意するべき3つのポイント

フォルスターフタマタの飼育方法や寿命はどれくらい?成熟に応じてやるべきことを解説!

具体的な組み方を説明しましたが、気を付けるポイントを押さえておきましょう。

 

フォルスターフタマタの平均的な成熟期間と確認方法

フォルスターフタマタの成熟は、羽化から1~2ヶ月程度。

完全に成熟していた方がより多くの卵がとれるので、私は2ヶ月おいてからペアリングさせています。

成熟の確認方法としては3つ。

  • おしっこの有無
  • 活動的に動きまわる
  • ゼリーを積極的に食べる

最初のおしっこはかなりドロドロで、ケースに汚れがついていれば成熟OKです。

活動的に動きまわるかについては、目視でもいいです。

成熟前の個体は基本的にじっとしてますが、成熟後の個体は威嚇したり、ケース内を動きまわります。

ケースの中にティッシュを1~2枚入れて、ぐしゃぐしゃになったら動き廻っている(活動開始した)と判断する方もいます。

そのような状態になってくるとゼリーも積極的に食べてくれます。

成熟前の個体に無理やりゼリーを食べさせるような行為はやめてください!

羽化してすぐは、身体の中の余計な水分を排出していたりするので、そういった時に余計な水分や糖分を摂取するとクワガタはストレスを感じてしまいます。

 

フォルスターの産卵セットはいつまで見守る?

私のオススメは2ヶ月程度おいておきます。

1ヶ月程度で産卵する時ももちろんありますが、産卵セットに入れて1か月後に産み始める個体もいます。

産卵材に動きがあまりないな?と思い産卵材を交換してみると産み始めることもあります。

ゼリーのチェックも含めて1週間に1度は確認して、取りたい数にもよると思います。

摂れる卵の目安として1ヶ月で10個、2ヶ月で30個くらいの考察です。

 

卵や幼虫を取り終えたあとの産卵セットの処分方法

庭に捨てるは絶対にやめてください!

すぐに片づけたい場合は燃えるゴミ。

理想は割り出し後、半年程度放置して再度幼虫の有無の確認。

私も極力ない様には気を付けているのですが、取りこぼし(見落とし)がほぼ確実にあります。

フォルスターフタマタは材産みタイプで、産卵材をバラバラにして割り出しを行います。

こげ茶色のマットと黄色に近い白っぽい産卵材、ここに黄色に近く白っぽい1mm程度の卵を探す訳ですが、ほぼ毎回取りこぼしがあります。

割り出し後のセットを庭に捨てて、もしも卵や幼虫が居た場合には、外国産のクワガタの悪意のない放虫になります。

放虫は絶対にやってはダメなので、そういった可能性がある行為もやめましょう。

 

まとめ

フォルスターフタマタの飼育方法や寿命はどれくらい?成熟に応じてやるべきことを解説!

フォルスターフタマタクワガタの産卵セットの組み方理解できましたか?

初心者でも大丈夫そうですよね?

1つずつ読み進めながら作業できれば、初心者の方でもうまくいくと思います。

産卵セットの組み方を覚えることが出来ればこれからは増やして、フォルスターフタマタクワガタの飼育で困ることはかなり解決できると思います。

よりよいブリードライフを送る参考になれば幸いです。