クワガタ

クワガタ幼虫のマット交換時期や頻度は?黒カビや腐る原因を調査!

クワガタ幼虫のマット交換時期や頻度は?黒カビ発生や腐る原因とは?
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

クワガタ飼育を始めたけど、幼虫のマットの交換時期や交換頻度はどれくらいでやったらいいのか不安になることありませんか?

クワガタの幼虫は、暑い所や寒い所が凄く苦手です。

そういった時期のマット交換は気を使いますよね?

  • どういう状態になるとマット交換するべきなの?
  • 真冬や真夏でもマット交換するの?
  • 羽化まであと何回マット交換するの?
  • 黒カビや白カビみたいなの出て来たけど大丈夫?
  • 交換時期が悪いとマットが腐る?

今回は幼虫のマット交換時期や交換頻度はどれくらいが良いのかを調べてみます!

マット交換の時期が悪いと起こる事象、黒カビや腐る原因についても調べていきますよ!

原因とそうなった時の改善方法まで見ていきましょう!

 

クワガタ幼虫のマットは交換時期と頻度どれくらいが最適?

クワガタ幼虫のマット交換時期や頻度は?黒カビ発生や腐る原因とは?

クワガタの幼虫のマット交換って、『交換してはいけない時期】ってあるの?

冬の寒い時期や真夏の暑い時は気になります。

  • そういった場合の対策方法はあるのか?
  • 冬でもマット交換するの?
  • 交換頻度はどれくらいでやるの?
  • マット交換しちゃダメな時ってどんな時?

深掘りしていきましょう!

 

マット交換してはいけない時期はない!

時期的な要素(真夏や真冬)としてはクワガタの幼虫のマット交換してはいけない時期は【ない】ようです。

ただし、直射日光の当たるような場所でマット交換するのはやめましょう!

クワガタの幼虫は暑いのも寒いのも苦手です。

出来れば室内の寒暖差もなく、直射日光も当たらない所でのマット交換がクワガタには優しいです。

稀にですが、クワガタ幼虫のボトル内にコバエが発生することがあります。

そういった時は室内でのマット交換は難しいと思いますので、極力幼虫に寒暖の差を感じないように気を付けましょう。

 

マットの交換頻度はどれくらいでやるべき?

基本的には3ヶ月おきに交換します。

外国のクワガタを定温飼育する際には、温度を一定に保って飼育します。

国内のクワガタを常温飼育する際だと、温度は変化しますので、冬だとマットは劣化しにくいし、夏だと劣化が早いです。

湿度によっても、湿度が高いと劣化が早く湿度が低いと劣化は遅くなります。

コバエやダニなどの害虫やマットの劣化を防止するのでしたら、

夏場は2ヶ月~3ヶ月を目途に交換。

冬場だと3ヶ月~4ヶ月で交換。

これくらいの幼虫のマット交換頻度であれば、害虫に悩まされたり、マットが腐るということもなくなるかと思います。

 

幼虫の状態によってマット交換してはいけない時がある!

クワガタは完全変体といって、成長に合わせて姿を変えます。

大きく分けて【卵→幼虫→サナギ→成虫】と姿を変えて成長していくのはご存じかと思います。

その際にデリケートな時期がありますので、そういう時期には注意が必要です。

最も注意が必要なのが、『幼虫からサナギ』になる時期です。

サナギにも2種類あり、『前蛹』と『蛹』の状態があります。

前蛹というのは、見た目は幼虫ですが、体内は蛹の準備段階に入った状態の事です。

前蛹になるとサナギになる為の部屋を作り出しますが、その状態になっていたらマット交換をしてはいけません。

前蛹が部屋を作り出したかな?というタイミングを知る方法

  • 孵化(卵から孵った日)からの時期でサナギになりそうな期間を割り出す
  • マット交換の時にクワガタの幼虫の色が『黄色』っぽくなってきた
  • マット交換の時に幼虫の表面が『シワシワ』になっている
  • 幼虫のいる部分のマットだけが黒く固められている

※下に行くほど蛹室を作る際の緊急性が高くなります。

これらの情報からおおよその蛹化の時期を予測することができます。

幼虫の周りのマットが黒く固めてあるようなら、2週間以内で蛹化が始まります。

体内の糞で蛹室を作って、体内はほとんど水分だけの状態になり、かなり慎重に扱わないといけない時期ですので、マット交換やめておきましょう。

 

クワガタ幼虫のマットに黒カビが出たり腐る原因はなに?その対策も紹介!

クワガタ幼虫のマット交換時期や頻度は?黒カビ発生や腐る原因とは?

ここからはクワガタの幼虫飼育しているマットの中に、稀に発生するカビやマットが腐る原因や対策などを見ていきます。

実際にそうなってしまうと、アタフタしてどうしたらいいのやら?となってしまうので、事前に対策まで分かっていると安心して対処できます。

  • カビのようなものが見えた時はどうしたら良いのか?
  • なぜカビが発生したのか?
  • カビが発生したらどう対処したら良いのか?
  • 幼虫用のマットがジュクジュクで腐るのはなんで?

これらの原因と対策・予防方法などをお伝えできればと思います。

原因が分かっていれば、最初からそうならないように対処することもできますね!

 

ヤバイ!?幼虫用マットにカビが発生する原因と対処法!

クワガタの幼虫を飼育していると必ずと言っていいくらい、カビは発生します。

重要なのは、カビには良いカビ悪いカビがある!という事。

その中でも、白いカビは良いカビに分類されます。

細い蜘蛛の巣状に白いカビが発生した場合ですね。

白いカビが発生するのは、キノコの菌糸が含まれているのが原因です!

ここにボックスタイトルを入力
  • 結論:良いカビです
  • 白色腐朽菌というキノコの菌糸
  • 幼虫用マット内の湿度もすごく良い状態
  • 幼虫がより食べやすい状態にマットを変えてくれる

白いカビが発生した時はすごく良い状態ですので、慌ててマット交換なんてやめてください。

調べると難しい言葉が多くて、返って分かり難くなりそうです。

白色腐朽菌 リグニンを分解 クワガタ幼虫の栄養分

簡単にまとめるとこのような作用で、クワガタの幼虫にとって良いサイクルとなり、すくすくと育つ手助けをしてくれるのが白いカビです。

 

菌が蔓延!?黒いカビにはご用心!!

問題となるのは黒いカビです。

黒点病というカビの一種で、原因はメタジウム菌によるものになります。

私も経験があり、初めてコクワガタをプリンカップで飼育していた時に起こりました。

プリンカップに開けた空気穴も多すぎて、コクワガタということもあって放置気味でした。

表面も割と乾燥気味でマット交換の間隔も4~5か月空けていたと思います。

ここにボックスタイトルを入力
  • 常温飼育の冬季(低温時期)に現れやすい
  • マットが乾燥気味の場合に発生しやすい
  • マット交換の頻度が少ないと起こりやすい
  • 1つの飼育環境で発生すると周りの飼育環境でも起こりやすい

黒いカビの恐ろしいところは空気感染しますので、1つ黒いカビが発生すると、近くに置いているマットにも黒いカビが発生するようになります。

ここにボックスタイトルを入力
  • 黒カビが出ている飼育ケースと黒カビが出ていない飼育ケースを分ける
  • 多頭飼育している場合は個別飼育へ移行
  • マットは全交換
  • 黒カビが出ているケースの交換が終わったら手を洗う(手袋を変える)
  • 空気感染や接触感染のリスクがあるものは清潔にする

 

交換しようとしたマットが臭くさいがこのマット腐ってる?

マットが腐ってる?

インターネット上でちょくちょく拝見するので、少しだけ。

まずクワガタの幼虫用マットが腐ってるかどうかの判断です。

  • ニオイがくさい
  • マットの色がおかしい

判断基準として、この2つがあるようです。

私の見解ですが、ニオイがくさい場合はマットが腐るのが原因ではないように感じました。

ニオイがくさい場合の対処法は、ガス抜きをしてみて1週間程度空気にさらしてみましょう。

直射日光に当てる方もいるようですが、その後は必ず2~3日は幼虫を入れずに飼育環境や日陰でマットの温度を落ち着かせましょう。

直射日光を当てると、バクテリアが再発酵する可能性がかなり上がります。

ニオイがくさい場合にはこれで対処できると思います。

次にマットの色がおかしい時。

これは本当にマットが腐っている場合があります。

黒っぽいマットを入れているが、一部だけ黄土色や茶色に変化することがあります。

乾燥気味で所々あちこちが変色といった場合には、添加剤の影響かマットの再発酵が考えられます。

ボトルの下部が黄土色になっている場合には、水分が多すぎて下部に水分が溜まりマットが腐る事も考えられます。

マットの感じも、水分が多すぎてビチャビチャになります。

交換頻度が少なく、マットの劣化が原因の可能性もあります。

緊急性はそこまでないですが、クワガタの幼虫は酸素を取り込みづらい環境で、コバエなどの害虫は発生しやすい環境となります。

できるだけ早くマットの全交換をする方が良いです。

で、そうなった原因は水分が多すぎたことが原因ですので、新しいマットでは前回よりも水分を少なめにしないといけませんよ!

 

クワガタ幼虫のマット交換時期や交換頻度はどれくらいがいい?黒カビ発生や腐る原因はなに?まとめ

クワガタ幼虫のマット交換時期や頻度は?黒カビ発生や腐る原因とは?

クワガタの幼虫用マットの交換時期や交換頻度について調べてみました。

真冬や真夏でも交換時期にはマットは交換するべきですし、時期によって交換頻度も多少変化します。

幼虫用マットの交換頻度を間違えると、黒カビが発生したりマットが腐る原因にもなります。

黒カビやマットが腐る原因、そうならないような交換頻度や方法までお伝えしてきました。

せっかくクワガタ飼育していくなら、くさい・汚い・コバエそういった環境にならないように楽しんで飼育してほしい!!

そういった意味で楽しく飼育していくのに不可欠な、幼虫のマットの交換頻度の重要性を少しでもお伝えできたらと思いました。