これから初めてクワガタの幼虫を育てるのだけど、分からないことだらけで何から準備したらいいのか分からない!
- マットは何を準備するの?
- 入れ物は虫かご?
- どれくらいでサナギになるの?
- 準備しておいた方がいい物はある?
そんな問題を解決していきます!
クワガタの幼虫の育て方が分かることで、安心してお子さんとの飼育を楽しんでください。
中級車・上級者にはそんな事知ってるよ。
そんな風に思われてしまうかもしれませんが、初心者の方の参考になればと思っております。
クワガタの幼虫用のマットはどれがいい?
クワガタの幼虫用のマットもたくさん市販されているものがあるので、分かり難い。
- 値段の高いマットなら大丈夫?
- 結局どれがいいのか?
- 近くのホームセンターより通販がいい?
クワガタの幼虫用のマットには、正解と不正解のマットがあります!
ここを間違えると、クワガタの幼虫が育たない原因となってしまいます。
クワガタの幼虫のマットは発酵マットを使用する!
クワガタの幼虫用のマットは、どのメーカーのでも大丈夫です。
ただし、クワガタ用のマットには大きく分けて2種類存在します。
- 成虫管理用マット
- 幼虫飼育用マット
今回は幼虫飼育用のマットについてですので、少し発酵したマットを選べば大丈夫です。
主に広葉樹を小さく粉砕したマットに、添加剤や菌床またはバクテリアによって発行させたマットのこと。
発酵させることで、マットは黒っぽい色に変化する。
広葉樹を小さく粉砕しただけのマットは、生オガや未発酵マットと呼ばれ、色は肌色~薄い茶色のものが多い。
クワガタの幼虫を育てるのに初心者におすすめなマットは、発酵マットです。
発酵マットはどこで買うの?
発酵マットがおすすめなのは分かったけど、次はどこで買ったらいいの?
そんな疑問が浮かぶかと思います。
発酵マットを購入するのに最もおすすめは昆虫ショップ!
あなたが飼育している種類を伝えると、このマットがおすすめですよ!と最適なマットを提案してくれます。
専門店なので、マットの種類も豊富にあります。
プロからの提案なので安心できますよね!
ただし、求めていない菌糸ビンというものを勧められるかもしれません。
家で完結したい人は通販でも大丈夫!
近くに昆虫ショップなんてないです。
昆虫ショップなんて行ったことないし、行きづらいな。
そんな方には通販がおすすめ。
通販は種類が多すぎて何がいいのか分からないと思いますので、私のおすすめを紹介しますね。
オオクワガタ・コクワガタにおすすめなのはきのこマット
ヒラタクワガタ・ノコギリクワガタにおすすめなのはこちら
ミヤマクワガタには黒土マットがおすすめ
クワガタの幼虫を育てる入れ物は?
クワガタの幼虫を育てるのに飼育ケースを利用する人もいらっしゃいます。
しかし、幼虫の育て方に適している入れ物はクリアボトルが最適です。
飼育ケースでも育てる事は可能ですが、少し注意するポイントがあります。
では、クワガタの幼虫を育てる入れ物について少しだけ説明します。
幼虫を飼育ケースで育てるメリット・デメリット
クワガタの幼虫を飼育ケースで育てることは可能です。
成虫でも同じケースを使用することができますし、広くて快適なんじゃないか?
そういった良い面もありますが、悪い面もあります。
飼育ケースのフタの部分は、メッシュ状になっているかと思います。
メッシュ状になっている為、空気の出入りが多く、マットの乾燥が極めて速くなります。
またメッシュ状な為、小さな害虫(コバエ・ダニ)が出入りして、マットで繁殖してしまいます。
そういった事を簡単に解消できるのが、新聞紙。
飼育ケースとメッシュ状のフタの間に新聞紙を2重に折って挟むだけで、乾燥や害虫の被害をなくすことができますよ!
クリアボトルを使用してみる!
クワガタの幼虫を飼育している人の多くは、クリアボトルを利用しています。
安価なもので、プリンカップを利用している方もいます。
クワガタの幼虫がプリンカップを食い破り、外に出てくることもあるのでおすすめしません。
100均などで、似たボトル状の物を利用するのも大丈夫です。
クリアボトルを使用することで、飼育スペースを最小限に収めることができます。
たくさん飼育してみたい人ほど、クリアボトルの方がおすすめになります。
クワガタの幼虫はどれくらいでサナギになる?
クワガタの幼虫を飼育していると、サナギの姿になるのが楽しみ!
- でも、何月くらいにサナギになるの?
- サナギになる時に気を付けることってある?
そんな疑問を解消していきましょう!
実は、クワガタの幼虫がサナギになるのは4月前後!
種類にもよりますし、生まれた時期にもよるのですが、クワガタの幼虫がサナギになる時期は4月前後となります。
基本的にはメスの方が体も小さいので、サナギになるのが早い傾向にあります。
早いクワガタだと、3月からサナギになる時もありますよ~!
クワガタの幼虫を育てるのに必要なものは?
クワガタの幼虫を初めて育てる人にとって、今後どんなものが必要になってくるのか知っておいた方がよいので参考にしてみてください。
私も実際に使っている7つ道具をご紹介します。
①飼育ケース
今後成虫になってももちろん必要になりますし、小型のクワガタの産卵セットとしてもしようできるおすすめ飼育ケースは『クリアスライダー』になります。
この飼育ケースの良い所を少しあげておきますと・・・
- サイズ感が小さめなので、場所を取らずに管理できる。
- 全面が透明なので、全方向から観察できる。
- 仕切り板を使用することで、1ケースで2匹まで管理できる。
- フタが持ち上げる式ではなく、スライド式なのでクワガタに開けられる心配なし。
- 積み重ねても通気が塞がらないような通気口になっている。
- 通気口の穴の大きさが0.2mmなので、害虫の出入りが防げる。
これだけのいい所があるのに、値段は400円程度とコスパも魅力的!
②トロ箱
トロ箱やトロ船と言ったりします。
クワガタの飼育をしていると、広い所にマットを広げて加水したり、添加材を混ぜたり、卵を探したりする作業が出て来ます。
そういった場合には、このトロ箱さえあれば散らかることなく作業しやすくなります。
卵を探す際、卵はものすごく小さく見えにくいので、トロ箱の色はブラックがおすすめです。
黒いトロ箱と黒っぽいマットの中で、白っぽい卵を探すのは探しやすいメリットがあります。
③スコップ
こちらは100均がおすすめです。
園芸用品売り場に緑色の円錐型のスコップがあります。
スコップはボトルにマットを詰める時や、飼育ケースにマットを詰める時、トロ箱内で加水して混ぜるときにはあると便利です。
飼育ケースにマットを詰める際には、四角いスコップもあった方がトロ箱の隅のマットまで取れます。
余裕があればついでに揃えておくといいですよ。
④虫スプーン
クワガタの幼虫を移動させる時、直接手で触ることは良くないと言われています。
虫スプーンの持ち手の方も、小さいスプーン状になっているので、小さい幼虫や小さい卵の移動する際には使いやすいですよ。
幼虫のマット交換するときは、幼虫をスプーンで取り出して、残りのマットを掻き出す必要があります。
今後、幼虫のマット交換をする予定がある方には必須アイテムになります!
⑤ハンドプレス
クリアボトルにマットを詰める際に、締固めを行うのに便利です。
クワガタのマット交換では、締め固めは必須です。
ふかふかのマットでもいけないことはないですが、後に蛹室が作りにくかったり、マットが減り過ぎてすぐにマット交換しないといけないようになるでしょう。
そうならない為には、マットをある程度締め固めてあげることで、クワガタの幼虫にも優しい飼育環境となるのです。
購入の際に注意するべき点は、プレス部分の大きさです。
クリアボトルの口径よりも小さいプレス部分の物じゃないと、そもそもボトルに入らないです。
私はこれで失敗して、3mmくらいハンドプレスを削りました。
⑥千枚通し
先のとがった針のような千枚通し。
何に使うの?と思われるかもしれませんが、今後産卵させて卵を回収する時に使います。
こちらは私もクワガタ飼育を始めた時にyoutubeで勉強することも多かったのですが、Topgunのみっちゃんが使用しているのを見て私もほしい!と思い購入しました。
⑦計り
幼虫の成長を記録・確認するためにはあると便利な計り。
クワガタ飼育する人のほとんどは計測して、記録しています。
これから色々な施策をやっていく中で、
- 温度を上げたら大きく育った
- マットを別の物を試すと大きく育った
- 水分量を減らした方が大きく育った
このように何かを試して、その結果がどうなったか?
確認することが楽しみとなっていきます。
クワガタ幼虫の育て方や必要なものは?まとめ
クワガタの幼虫の育て方や必要なものについて、初心者でも分かりやすいようにまとめてきました。
マットはクワガタ幼虫のごはんになりますので、安心できるマットをご紹介しました。
あとはすぐに必要になると思う道具も準備しておくことで、いざという時に慌てることなく対応することができると思います。
はじめてのクワガタ幼虫の飼育では、不安なこともたくさんあるかと思います。
でも、ひとつひとつ準備して体験していくことで、少しずつ上手にできるように必ずなります。
ぜひお子さんとのクワガタの幼虫飼育、楽しんでみてくださいね!